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プロデューサー発想

スティーブ・ジョブズの点と点をつなぐ


 

  

 本当に「使える」製品をとどけてファンを熱狂させるやり方には「自分たちが本当にいいと思うモノづくり」の魂があります。

 

プロデューサー発想 スティーブ・ジョブズの点と点をつなぐ 2

 ビジネスの未来を考える

  「プロデューサー発想のメソッド」

 

 

株式会社イノベーションコンサルティング

代表取締役 古谷 彰男

 

 日本の企業はこれでいいのか。

 

 誰もが知っている音楽プレイヤーWalkmanに起こったことを思い出してみましょう。

 

 最初に断っておきますが、私はSONYのファンでした。しかし、かつて世界を席巻した「walkman」は進化しなくなり、音楽を聴く楽しみが広がることもなくなりました。

 「携帯電話が流行って、音楽が売れなくなった」と当時言われていたことは本当ではありませんでした。1990年代後半に韓国製・中国製のMPすりープレイヤーの人気が広がり、2000年以降にAppleの音楽プレイヤーipodと音楽ソフトiTunesが登場しました。ネットから音楽をダウンロードすることで、音楽を楽しむスタイルが様変わりしました。

 その結果、Walkmanは輝かしい地位を失いました。先行していた音楽配信サービスでも、ファンの支持を得られませんでした。競争相手よりも良い物をつくる「改善」の発想や目新しさしか伝わらないデザインはファンには響かなかったのです。

 独自規格や高性能・高機能にこだわる一方で、ユーザーの使いやすさや楽しさの部分には妥協してしまったのです。新しい技術を取り入れる「技術者目線」の競争は、ファンに対しては「的はずれな対応」に見えました。

 

 作る技術はあっても、何をつくるのかを発想する自由を見失ったモノづくり。当時、「音楽を聞く楽しみ方の世界観」を変える、新しい価値をもたらすモノづくりが求められていました。かつて、「外で音楽を聴く世界観」を生み出したソニーは、当然その問題に気づいていたはずですが、発想の呪縛と実現できない言い訳からは逃れられなかったのです。なぜでしょうか。

 

 これは、ソニーに限った話ではありません。製造業に限らず、あらゆる業態の企業にとって教訓になる本質的な課題を提示しています。

 

 2000年以降のAppleiPodからiPhoneを生み出した行動は一つのヒントです。音楽業界が衰退しPC業界の成長が鈍化する状況下で、新しい価値を生み出した発想と行動。そこには、本当に「使える」製品をとどけてファンを熱狂させるやり方には「自分たちが本当にいいと思うモノづくり」の魂があります。

 

 「あれは、天才のジョブズにしかできない」とか、「Appleだからできる」というのは、負け犬の遠吠えか、やる気のない人の言い訳です。そんな発想を鵜呑みにしてはいけません。

 

 日本人にも、新しい価値は生み出せるはずです。

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